#3 by ritsuo / 2012.11.11
ニュースレター

ふつうのおじさんたち ニュースレター #003

「住民監査請求合議不調」で、現市長は何もしなかった。「鈴木さんたち」は住民訴訟を始めた(けど…)

前号で、「鈴木さんたち」の住民監査請求に対する委員の報告を受けて、佐藤現市長が何か判断するんじゃないかと書きましたが、けっきょく「何も判断しない」という判断をしたということらしいです。

まあ、行政判断としてはこれが順当なでしょう、やれやれ。

でも、「やれやれ」とか言ってらんないのは「鈴木さんたち」で、今回の「合議不調」を受けて、国立市を相手とする「住民訴訟」を2012年09月26日に提訴したのだそうです。

「鈴木さんたち」のブログによれば、
  • 上原公子元市長と関口博前市長が住基ネットを切断し不接続状態を継続したことに起因して、本年2月の住基ネット再接続に伴って支出された公金は、本来、元市長と前市長が連帯して負担すべき性格のものである。
  • したがって、佐藤一夫国立市長に対して、かかる支出相当額3418万1415円を、上原元市長および関口前市長に連帯して支払うよう請求することを求める。 »ブログはこちら

今やってる訴訟と、どこが違うのかわかんない。

「鈴木さんたち」って、しつこいところがやっぱりチャームポイントなのね……とか思ってたら、「鈴木さんたちのブログ」が

  • 2012年09月30日 11時07分59秒
  • 以降、1か月以上「更新」止まってる!

どうした? 「正義」のおじさんたち! ○かぜひいたのかなぁ?

関口訴訟・先月の結果と次回公判

今進行中のやつ。上の提訴直後のやつとは別で〜す

次回口頭弁論
  • 12月4日(火)午前10:30から
  • 東京地裁・705号法廷

○あと2回くらいで結審ということのようです。ただし、もう少し結審が早まるといううわさもあるらしい。

9月25日の公判の報告が今頃になってしまい、とても申し訳ありません。

「法の正義」はけっこう「こんぐらかって」るらしいです

今回の公判では、

  • 原告側が主張してきた課長、部長に違法行為があったのだから、首長に監督責任があるという展開だけで「専決」に関する意見が(原告側に)ないのなら、このまま結審します、と裁判長から発言

があったとのことで、主要な関心は「首長の監督責任」と現場担当者の「専決」との関係に焦点があったらしいです。

弁護団の説明によれば、これは

  • …裁判所としては,本件では財務会計担当者が直面する規範として,住基ネット不接続という市長の判断を覆すことまで要求できないであろうことから,ストレートに一日校長事件(後述)の枠組みを使えば,原告の請求がたたないことになる。ただ「専決」の問題もあるので,H3最高裁判決の専決権者の監督責任を併せて,本件でなお市長の責任を問う法律論が成り立つのかどうか,原告側に検討してもらうということのように思われます。

とのこと(やや楽観的な判断かもしれませんが)。

ともかく、「鈴木さんたち」が用意した「住基ネット切断は違法だから、そのために行われた支出は違法。専決で担当者が支出したとしても、市長には監督責任がある」という「正義の理屈」だけど、「一日校長事件」の最高裁判決を適用するなら「原告の請求がたたない」のではないか? という裁判所側の感触があるみたいですね。

とはいえ、これは「専決」との関係を含めて判断されることなので、今回の「ひとつの組織(国立市)のなかで行われた支出」について、原告側はどのような論理で自己の主張の正当性を立証するのか、「文書にして出してね」というのが、裁判所の要請ということ。

次回提出されるだろうこの主張を受けて、被告(元市長たち)の反論が出される次々回で結審(もしも原告側から主張が出されないなら次回で結審)。

○なお、上記で言及されている「一日校長事件」判決では、退職直前に1日だけ校長に任命して「校長の退職金」を支給することになったのは(自治体とは別組織である)「教育委員会の決定」だから、「自治体の職員」がこの退職金を「専決」で支払ったこと自体には、違法性がない−−ということらしい(正確な要約じゃないと思うけど)。

まあ、いろんな「判例」を見てくと、いろんな「正義」があって、「鈴木さんたち」の「法の正義」もふくめてたいていの「法の正義」は「こんぐらかってる」のがわかる、らしい。

ま、「こんぐらかった正義」ってもう正義じゃないよね、やっぱり。

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